妊活中だけじゃない! 正しいサプリメントの飲みかたについて

投稿日時:2023/02/15(水) 10:19

あなたは今、サプリメントを飲んでいますか?

2020年12月の情報になりますが、
マイボイスコム株式会社が「サプリメントの利用」に関する
インターネット調査を行いました。
3年ごとの調査のため、次回は2023年12月に行われます。

この時の集計では、およそ38.8%の方が
「現在利用している」という結果になりました。

設問の中には摂取する目的についての項目があり、
最も多かった回答は「健康維持」でした。



妊娠を希望する方に薦められる代表的なサプリメントとして葉酸がありますが、
こちらは過去4回分の利用者平均は5.8%でした。
なお、同様に妊娠をサポートする成分でもある、鉄の平均は8.8%、
カルシウムの平均は12.5%となっています。

サプリメントは、その役割や目的によって、
ベース、ヘルス、オプショナルの3つの種類に分けられます。
葉酸は生命を維持するために必要な栄養素であるため、
ベースサプリメントに位置付けられています。

サプリメントは医薬品とは違い、
どの時点で摂取しても良いとされていますが、
理想の摂取時間は、食後です。

その理由は、
食べ物の分解と吸収のタイミングに合わせることが重要となるからです。

栄養素のなかには、摂取した栄養素の吸収率を高めるものがあります。
葉酸の吸収を高める成分は、ビタミンC、B2、B6、B12と亜鉛です。
ビタミンCは野菜から、ビタミンB群は魚や肉類からの摂取がおすすめです。
亜鉛は、すべての食材に含まれる栄養素ですが、
特に牡蠣や豚レバー、納豆などに多いとされています。

なお、葉酸の過剰摂取が原因の健康障害は報告されていないそうですが、
アメリカのFDAでは、一日あたりの摂取量が
0歳児を最低年齢として細かく指定されています。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、
成人の必要最小摂取量は、1日あたり240㎍(マイクログラム)とされています。
また、妊娠初期は200㎍となり、
妊娠中期から後期は、240㎍の摂取が推奨されています。
上記の数字は、
葉酸が含まれる食材を摂取しているとしたうえで算出されたものです。

葉酸が含まれる食材として、
芽キャベツ、ほうれん草、グリーンアスパラなどの緑黄色野菜、
米、豆類、オレンジ、牛レバーなどがあります。



先に解説した必要最小摂取量に加えて、サプリメントを使用する場合、
推奨される一日あたりの摂取量は、成人では一律400㎍となります。

不妊治療に加えてサプリメントを使用したい場合は、
まず、担当の医師に相談してみましょう。

サプリメントも治療も、
自分に合った方法と内容で継続することが大切です。

匠整体院では、施術の前にカウンセリングを行っています。
その後の施術では、身体から発せられる独自の声を、
丁寧に拾いあげていきます。
術後は、身体の状態の説明と、妊娠計画のご提案を行います。

一緒に、すみずみまで栄養が行き渡る身体づくりを、
目指していきましょう!