食欲の秋、妊活中に気をつけたい虫歯対策

投稿日時:2022/10/06(木) 10:09

食欲の秋、
実りの秋は
旬の食材が豊富にあります。

栄養価の高い
バランスの良い食生活を
送るのに
ベストシーズン!

1年の中でも
過ごしやすい気候で
自律神経も整いやすく、

妊娠しやすいといわれる
季節です。

そんな食欲の秋は
美味しいものを
食べる機会が増えますが

ここで心配なのが
「虫歯」です。

妊娠してからは
虫歯治療しにくく、

母体の虫歯は
お腹の赤ちゃんや
生まれてからの赤ちゃんに
悪影響を及ぼします。

妊活中は
健康や食事の管理と合わせて

虫歯にかからないように
お口の中のケアも
しっかりしておきたいですね。



なぜ食べることによって
虫歯のリスクが
上がるのでしょうか?

口の中の
酸性とアルカリ性の
値を表す単位を
「ph(ペーハー)」といい、

口の中は通常
6.8~7くらいのph値で
中性に保たれています。

この数字が
低いほど酸性で
高いほどアルカリ性
となります。

なにかを食べたり
飲んだりした後は
口の中が酸性に傾きます。

食べた後のカスを
虫歯菌が餌にして
増殖して酸を作り、
酸性度が上がります。

ph値が5.5以下の
酸度が高い状態が続くと

酸によって
歯の表面のエナメル質から
ミネラルが溶け出し
虫歯につながります。

食後に酸性化した口内は
唾液の働きによって
中性化します。

この中性化するまでには
20分~1時間くらい
かかるのですが、

食べる回数や
食べる時間が増えると

唾液の働きが弱くなり
歯が酸性にさらされる
時間が長くなります。

食事の回数が多いとか
間食をすると
虫歯のリスクが高くなります。

妊活は
赤ちゃんを授かる体を
作るのが目的なので、

しっかり栄養を補給する
必要があります。

朝・昼・夕の
1日3食で
バランスのよい食生活をし、

できるだけ間食をしない
ようにするのが
虫歯予防につながります。


また、
食べるものによっても
虫歯になりやすいか
なりにくいかが
変わります。

虫歯になりやすいものは、
・甘いもの
・酸っぱいもの
・歯にくっつくもの
です。

虫歯菌は
甘いもの(糖分)を
餌にして増殖し
酸を作り出すから。

酸っぱい食べ物は
ph値が低いものが多く、
歯が溶けやすいので
注意しましょう。

歯につっくつもの、

たとえば
キャラメルは甘くて
歯にくっつくので

口の中に長く滞在し
虫歯菌に長時間
餌を与えることになります。

逆に、
虫歯になりにくい食べ物は、
・糖分が少ない
・口の中に残りにくい
・歯にくっつきにくい
です。

ナッツ類やクラッカー、
おせんべい、
野菜スティックや
ハードチーズなど。



これらは
比較的虫歯菌が
増えにくい食べ物です。

かたくて
よく噛む食材は
唾液がよく出るので

唾液によって
口内がきれいになり
歯が自然と修復します。

甘いものでも
リンゴや梨、ぶどうなど
水分と食物繊維の豊富な
フルーツは、

糖分が口の中に
残りにくいです。



3食の食事以外に
どうしても間食をしたいときは

かたくてよく噛む食材や
水分と食物繊維の多いフルーツが
おすすめです。

歯の健康は
全身の健康にもつながります。

食後はきちんと
歯磨きをして
虫歯にならない努力をしてください。

匠整体院では
これからも
妊活に役立つことを
発信していきますね!