妊活中の生理前後を少しでも快適に!

投稿日時:2022/03/31(木) 09:30

女性の身体は複雑で
とってもデリケートです。

特に
妊活世代の女性は
生理周期に合わせて
ホルモン分泌量が
大きく変動します。

その分、
不調を感じることも
多くあります。

生理痛や
生理前に起こる
PMS(月経前症候群)も
そうですね。

毎月、そして
何十年もやってくる
生理と
できるだけスムーズに
向き合えるよう、

心がけておきたいことを
まとめました。


女性の身体は
月に一度、
卵巣から子宮に
卵子を排出します。

この準備として
子宮は内膜を厚くして

卵子が受精した場合は
受精卵を育てる
ベッドになります。


受精しなかった場合は
子宮内膜ははがれて
経血として
体外に流れます。

これが
生理(月経)です。

生理中は
プロスタグランジンという、
子宮を収縮させて
内膜をはがす物質が
多く分泌されます。

このプロスタグランジンが
生理痛の原因です。

個人差があるものの、
全身に大きく影響し
さまざまな月経トラブルを
起こします。


たとえば
下腹部痛
腰痛
頭痛
めまい
吐き気
むくみ
貧血
下痢
など。


プロスタグランジンが
過剰に分泌することで
子宮が収縮し、

プチ陣痛とも言える
痛みを感じます。




10代の若い女性に起こる
生理痛は
機能性月経困難症が多く、

年齢を重ねて
子宮の機能が成熟すると
生理痛が弱まる傾向です。


20代以上の女性に多い
生理痛は
「器質的月経困難症」
と呼ばれ、

子宮内膜症や
子宮筋腫が
原因のことも。

日常生活に
支障をきたすほど
生理痛がひどい場合は

婦人科への相談も
おすすめです。


不調が起こるのは
生理中だけではありません。

むしろ
生理中よりも
生理前の方が
症状がひどい、
という人も。


生理前に起こる不調は
PMS(月経前症候群)
と呼ばれるもので、

排卵後から生理前にかけて
起こります。


女性ホルモンの
急激な増減が原因で、

頭痛
腰痛
乳房痛
胃痛
にきび
などの
身体に表れる症状と

イライラ
倦怠感
孤独感
集中力低下
憂鬱
無気力
などの
精神的な症状もあります。


涙が止まらなくなる
落ち込みが激しい
他者に対して攻撃的になる
パニックになる
など

精神的な症状が
ひどい場合は

PMDD
月経前不快気分障害
と呼ばれています。

感情のコントロールがきかない
場合は、
婦人科や心療内科に
相談するのもひとつです。




毎月の生理前後を
少しでも快適に
過ごすには
セルフケアも必要です。

まずは
冷やさないこと
を工夫してみましょう。

身体が冷えると
血行が滞り、
子宮筋の硬直や
骨盤内のうっ血を
招きます。

これは生理痛を
重くする原因になります。

たとえば、
靴下やタイツを重ね履きする、

ひざ掛けで
下半身を冷やさないようにするなど。

下腹部に痛みを感じるときは
下腹部にある「丹田」
というツボ周辺に
カイロを貼るのも
効果的です。

血行がよくなり
痛みがやわらぎます。

また
生理前や生理中こそ
シャワーではなく
湯船で全身を
温めたいもの。

ゆっくりお風呂に入れば
リラックス効果もあります。

妊活中は何かと
ストレスがたまりやすいですが、

ストレスも
生理痛を悪化させるので
自分が快適と感じる
過ごし方を
心がけてみてください。


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