半身浴で身体を温めましょう

投稿日時:2017/12/20(水) 12:54

寒さが厳しくなってきて、
入浴時に湯船につかると幸せを感じる季節になりました。

暑がりで湯船につかるのは好きじゃない、
サッと済ませる事の出来るから、
というシャワー派の人。
湯船にお湯をはるのが面倒と言わずに、
ゆっくり、湯船につかる習慣をつけませんか?


実は、女性にとって入浴時にゆっくりとお湯につかる事は、
不妊の原因とされる冷えを改善して、
妊娠力を上げる効果が期待できるのです。

今現在、不妊に悩んでいなくても冷えで悩んでいるのならば、
ぜひ入浴時に湯船につかる習慣をつけて欲しいと思います。


まず、冷え性改善・不妊症改善に向いているのは、
38~40℃のぬるめのお湯に下半身つかる半身浴。
20~30分つかっている事で、体の内部から温まります。
肩までつかると、心臓や肺に負担がかかりますが、
下半身だけお湯につかって温めると、
妊娠するためにコンディションを整えたい
子宮や卵巣などの骨盤内の臓器も温まり、
全身の血行も良くなります。
お湯につかる事で水圧がかかる事も全身の血行を良くします。

身体が温まって、汗もかくので老廃物の排出もできます。
老廃物が体内に留まってしまっている事は、
健康状態はもちろん、妊娠の為にもよくありませんから、
汗をかく程度まで、ゆっくりと温まりたいものです。



冬の寒い時期に半身浴でお湯につかっていると、
あっと言う間にお湯の温度が下がりがちです。
お湯を冷めにくくするためには、
湯船のフタを閉めると効果があります。
お湯の上に直接浮かべる保温シートを利用すると
更に冷めにくいです。
保温シートは100円ショップなどで
手軽に手に入れることができます。


それでも時間がたつとお湯の温度は下がります。
追い炊き機能がない場合は、
火傷に気をつけながらお湯を足しましょう。
追い炊き機能があり、半身浴の水位で追い炊きできるのならば、
ぜひ活用しましょう。
水位が足りない場合は、お湯を足す方法か
湯船の中に程よい高さの椅子を入れて座るようにし、
水位を上げて追い炊き機能を使うようにします。

椅子を使う方が、お尻が冷えにくいメリットもあります。
椅子は100円ショップで売っている小さなもので充分です。
洗面器を逆さにして入れて、その上に座ると言う方法もあります。
扱いやすいのは、小さいお風呂椅子の方かと思います。


さらに肩が寒いと感じるようであれば、
タオルを肩に掛けたり、
Tシャツを着て入るなどすると良いでしょう。





入る時にお好みの入浴剤やアロマオイルを使うと、
香りでもリラックスできますね。

お湯につかっている約30分間は、
音楽を聴いたり、本や雑誌を読んだり
リラックスして過ごしましょう。

頭皮に刺激を与えるのも良いと言われていますので、
頭皮マッサージをしたり、ブラッシングをするのも良さそうです。
髪の毛の健康面からも、洗髪前にブラッシングをするのは
良い事とされていますから、
洗髪は、湯船につかった後にしてみても良いかもしれません。


この半身浴、できれば毎日するといいのですが、
そうもいかない場合や、
寒くない時はシャワーがいいという事もあります。
でも、夏の冷房で身体が冷えてしまった時には
ぜひ実行して欲しいと思います。


最後に、水分補給について。
半身浴で脱水症状を起こしたり不調になってしまっては、
意味がありません。
半身浴前には、水分補給を忘れないようにしてください。
入浴後に飲むのならば、温かいほうじ茶や紅茶、番茶などを
ゆっくり飲むのがおすすめです。
良く室内に持ち込むのも良いでしょう。
冷たい飲み物を飲みたいところですが、
そうするとせっかく温めた体が冷えてしまいますから、
気を付けてくださいね。